1946年2月17日 預金封鎖&新円切り替え&財産税!

「けふから預金封鎖」

それは、1946年2月17日の朝刊新聞から突然始まった・・・

やっと戦争が終わり、命の危険を感じずに生きられる・・・と思った矢先、政府は戦争国債を日銀に引き受けてもらい、その結果実体経済にその分のマネー(戦費分のGDPの33倍=今でいうと1600兆円超)が供給されることになり、極度のモノ不足の状況下もあり、あっというまにハイパーインフレを起こした。

その対処として、政府が突然この日、全国民に対して通達したのがこれである。

預金封鎖 & 新円切り替え & 財産税

正確には、2月17日の夕刻に内閣が発表した「金融緊急措置令」そしてその後の「日本銀行券預入令」
預金封鎖 & 新円への切り替え

さらに、財産税(25~90%)と、これでほぼ全ての国民から財産を没収したことになる。

銀行に預けていても、信託、株券でも、不動産でも、タンス預金でも、全ての資産に対して没収行為を政府は実施した。戦後の緊急対策として。
ここのマネー研究所のブログ、映像をご覧頂いている方は、ご理解頂いてきているかと思いますが、マネーの仕組み→戦費は全て国民が負担するものです。いつの時代も。敗戦国となった日本は、その戦費を供給できる国、資本家がいないので、国民から没収するしかなかった・・・。
こうして、国民は無一文化し、まさにゼロからのスタートを切る事になった。

先日、この1946年の体験をされている方からお話を聞いてきました。
その方は元々、代々続く村の商人で資産家でした。太平洋戦争(大東亜戦争)時も田舎であったので、大きな被害を被らずに済んだそうです。しかし、終戦後この預金封鎖&新円切り替え&財産税で、ほぼ全ての資産を失った・・・という事。
その後、国民は政府を信用せず、紙幣はタンス預金し、銀行に預けることはなかったと言います。

また、満州国で優雅生活をしていた日本人たちは日本に戻ってきたけれども、馬小屋での生活を余儀なくされたとの事です。

今回は、日本の話ですが、全世界中人間社会は一緒です。

結論:国家(政府とその裏にいる彼ら)はいつの時代も、国民から資産を収奪する

皆さんも、現在の日本の政治家たちがどれだけ嘘をつき、国民を騙し、馬鹿にしているかをよくよくご覧になられているかと思います。

そして、この事を覚えているそして危機感を持っている人々はほとんど今の日本にいなくなりました。
準備は整った!とどこかの誰かの声が聞こえてきそうです。

 

ちなみに・・・他ブログ記事にもしましたが、IMF(国際通貨基金)は世界通貨として、仮想通貨の導入準備が整ったと、2018年12月に発表しています。
https://www.mag2.com/p/money/606599

 

彼らに搾取されないよう、ご自分の資産はご自分でお守りください。